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ファーマーカワハラのエッセイ「晴耕雨読」5月14日2021.05.14

1796年、今から225年前の5月14日、イギリスの医師エドワード・ジェンナーは、牛痘の接種実験を行い、天然痘の免疫を作ることに成功しました。牛痘にかっかった牛の膿を、天然痘にかかったことのない人に接種するという方法です。当時天然痘は死亡率が高く、人々に恐れられていたため、この成功は画期的な出来事でした。しかし、この方法を疑う人も多かったため、ジェンナー医師は、生後11ヵ月の自分の息子に接種して安全なことを証明しました。犠牲を伴う危険を冒してまで実施した勇気ある行動が、医学の進歩に繋がっていることを考えれば、ただ頭が下がる思いです。現在猛威を振るっている新型コロナも、早く有効かつ安全なワクチンが開発され、一日も早く全国民に接種されることを望みます。

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