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ファーマーカワハラのエッセイ「晴耕雨読」1月12日2021.01.12

年末から年始にかけて、様々なスポーツイベントが開催されました。箱根駅伝、高校サッカー、高校ラグビー、春高バレーなどなど。中でも、高校女子サッカーでは作陽高校が準優勝、春高女子バレーでは就実高校が優勝を飾るなど、岡山県勢が大活躍を見せました。今週は、各大会を振り返りたいと思います。

まずは、箱根駅伝です。第97回箱根駅伝は、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、沿道からの応援自粛が呼び掛けられる中、静かにスタートしました。超スローペースで始まった往路は、異例づくめの展開に。1区で法政大学のエース鎌田がトップ区間賞の快走。徳本(法大→日清食品→駿河台大監督)以来21年ぶりの快挙。2区では東京国際大のビンセントが14人抜き。その後も抜きつ抜かれつの展開が随所でみられる中、安定した力を見せた創価大が初優勝を果たしました。優勝候補の青学大は序盤の出遅れが響き12位に沈みました。東海大学の石原翔太郎君(倉敷高校出身)は、ルーキーながら3区を走り、区間賞を獲得する活躍を見せました。

復路は、往路優勝の創価大が2位駒大に2分14秒のアドバンテージを持ってスタート。創価大はその後もリードを保ったまま最終10区へ。鶴見中継所では2位駒大に3分19秒のリードがあり、この時点で創価大の総合優勝はほぼ確実と思われました。しかし、創価大の小野寺君がまさかの失速、逆に駒大の石川君の快走があり、残り2㎞付近でついに逆転、駒大が劇的な総合優勝を果たしました。創価大にとっては悪夢のような逆転劇でしたが、何が起きるか分からないのが箱根駅伝です。往路で12位に沈んだ青学大は前年優勝校の意地を見せ、復路優勝を果たしました。いよいよ箱根駅伝戦国時代を印象付けた見ごたえのある今年の大会でした。

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