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ファーマーカワハラのエッセイ「晴耕雨読」1月21日2021.01.21

1月17日(日)、卓球の全日本選手権決勝が行われ、女子シングルス決勝で、石川佳純が伊藤美誠にセットカウント4対3で逆転勝ちし、5大会ぶり5度目の日本一に輝きました。彼女たちのプレーを見ていると、まるでVTRの早送りを見ているようであり、俊敏性と動体視力の良さを必要とするスポーツだと改めて感じました。現在の女子卓球界は、伊藤の他、早田ひな、平野美宇などの若手の台頭が目覚ましく、27歳の石川佳純には「時代遅れ」「若い選手の方が中国人選手に勝てるのでは」といった厳しい評価もありましたが、この優勝でそんな評価を覆し、見事な復活劇を見せてくれました。

一方、男子シングルス決勝は、Tリーグの岡山リベッツに所属する森薗政崇が及川瑞基と対戦し、3対4で惜しくも敗れ、準優勝でした。森薗は準決勝で同じ岡山リベッツの田中佑汰を4対1で退け、勝ち上がった決勝では一時3対1とリードしながら、結局ひっくり返され、初優勝はなりませんでした。リードした時点では完全に森薗に勢いがあっただけに、勝ちきれなかったことはとても残念でした。優勝が期待された張本智和は、準々決勝で敗退。コロナ感染拡大予防の観点から、大声で「チョレイ!」を連発する行為を審判から注意されたのが影響したのかもしれません。

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