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ファーマーカワハラのエッセイ「晴耕雨読」1月27日2022.01.27

1月23日に千秋楽を迎えた大相撲初場所で、御嶽海が優勝し、昨日、大関に昇進しました。御嶽海のしこ名を見ると、つい2014年の御嶽山の噴火(登山者ら58名が死亡)を思い出し、荒々しいイメージがあります。確かに攻めの相撲は力強さを感じますが、いったん勝負がつくと態度は一変します。相手を土俵から押し出す時は、腰を落として優しく送り出します。また土俵下の相手に手を差し伸べる敗者への心遣いもあります。ダメ押しや張り手、肘打ちが常套手段だった朝青龍や白鵬とは対照的です。反面、人の良さから勝負に徹しきれなった部分も持ち合わせていました。これからは実力と品格を兼ね備えた強い大関となり、もうひとつ上の地位(横綱)を目指して頑張って欲しいと思います。

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