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ファーマーカワハラのエッセイ「晴耕雨読」10月3日2021.10.03

人が体を動かす時、目や耳などから入ってきた情報は、感覚神経を通って脊髄に入り、脳へと伝わります。脳ではこの情報を素早く処理し、筋肉を動かす命令を出します。ところが、情報が脳を通っていると時間がかかり過ぎる場合があります。例えば、熱いヤカンに手を触れた時などです。皮膚が受けた強い刺激は、脊髄から脳に情報を伝える過程を省略して、直接運動神経に命令を出し、手を引っ込めます。これを脊髄反応と言います。運動選手が無意識に体が動くというのは、脳で考えて動くのではなく、脊髄反応で動いているようです。これは練習の賜物であると同時に、複数の競技を体験し、いろいろな運動を連動してやることで鍛えられるそうです。野球やサッカーをやるのと同時に、水泳、体操などをやるのも効果的なようです。

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