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ファーマーカワハラのエッセイ「晴耕雨読」10月7日2021.10.07

脂肪細胞には、褐色脂肪細胞と、白色脂肪細胞があります。褐色脂肪細胞は、脂肪を燃やしてエネルギーを熱に変換します。辛み成分を摂取すると、褐色脂肪細胞は活性化します。カレーなど辛い物を食べると汗が出るのはこのためです。人類が寒冷地に住むために発達させた脂肪細胞と言えます。一方、体脂肪の大半を占める白色脂肪細胞は、ホルモンを作り出す役割があります。女性は体脂肪率が17%になると生理が始まり、22%になると妊娠が可能になります。これは脂肪から分泌されたレプチンと言う物質が脳に作用して、排卵を促し妊娠をサポートします。女性アスリートが極端に体脂肪率を落とすと、無月経になります。また若い女性が無理なダイエットをすると同様の症状が発現することがありますので、注意が必要です。

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