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ファーマーカワハラのエッセイ「晴耕雨読」11月20日2021.11.20

昨夜、部分月食を見ました。部分月食とは言っても、月の直径の98%が隠れるため、ほぼ皆既月食に近いと言えます。月食とは、太陽―地球―月が一直線に並ぶ時に起こるもので、太陽に照らされた地球の影の部分を月が通過する間、月が隠れてしまう現象です。我が家から東の方向には低い山があり、その縁から午後5時30分頃、月が上がりましたが、その時には既に月の8割は欠けた状態でした。その後、午後6時頃、ほぼ全体が欠けた状態になりました。全体的に暗い赤みを帯びた色で、外周に白い縁取りがあり、右下のわずか一部だけが白く光っていました。まるでダイヤモンドの指輪のようでした。その昔、この赤みがかった暗い月は、不吉なことが起こる予兆として忌み嫌われたようですが、現代では、神秘的な宇宙の存在を改めて認識する機会になりました。

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