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ファーマーカワハラのエッセイ「晴耕雨読」12月1日2021.12.01

最近「大丈夫」という言葉が注目を浴びています。今日は「大丈夫」の良い使い方について。

「大丈夫」という言葉を国語辞典で引くと「しっかりしていて危なげが無いさま。間違いなく、確かなさま」とあります。今年日本一に輝いたヤクルトスワローズの高津監督が発する「絶対大丈夫」という言葉が注目されています。「自分を信じて、チームメイトを信じて、チームがひとつになって戦っていく時、選手を信頼して、腹をくくって送り出す」そういった気持ちが「絶対大丈夫」という言葉になったようです。2年連続セリーグ最下位のチームが、今年日本一まで上り詰めた裏には、この魔法の言葉がありました。

「サボテンの花」や「青春の影」など多くのヒット曲を世に送り出してきたチューリップの財津和夫さん(73歳)。70歳目前の2017年に大腸ガンが見つかり、半年にわたる闘病生活をしました。医者からはステージ3.5と言われたそうです。そんな中、昨年12月に10年ぶりに新曲を出しました。曲名は「人生はひとつ、でも一度じゃない」。曲の中に「大丈夫さ、大丈夫さ、うまくゆくから」という言葉が何度も出てきます。闘病生活中、「頑張れ」と励まされたことがあったようですが「頑張っているのにこんなこんなことになった」と違和感を持ったようです。そんな時「大丈夫、大丈夫、うまくゆくから」と言葉を掛けてもらって救われた気持ちになり、その気持ちを曲にしたようです。是非一度聴いてみてください。

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