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ファーマーカワハラのエッセイ「晴耕雨読」12月4日(金)2020.12.04

朝ドラ「エール」回顧第2弾です。

小山田耕三を演じた志村けん。エールの撮影途中、コロナに感染し亡くなったことが影響してか、ドラマの中では途中切れした感じになり、私の中では消化不良のような感情が残っていました。しかし、最後の最後にサプライズがありました。裕一に宛てた手紙に「私は先に逝く。こちらに来たら声を掛けてくれ」の部分では、ドラマなのか現実なのか分からなくなりました。志村けんが私たちに残した最後の贈り物のような気がして、涙が止まりませんでした。

最後に藤堂先生を演じた森山直太朗。本職は歌手なので発音が良く、セリフがとても聞き取り易かったこともあり、藤堂先生が残した数々の言葉は、とても印象的でした。私が最も印象に残っている言葉は、「人よりほんの少し努力することが辛くなくて、ほんの少し簡単に出来るもの。それがお前の得意なものだ。それが見つかれば、しがみつけ。必ず道は拓ける」どんな子供にも何か人より優れた才能があり、それを見つけて伸ばしてやるのが大人の役割だと感じました。藤堂先生の愛ある言葉は、若者たちの背中を押す温かい“エール”になったと思います。

 

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