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ファーマーカワハラのエッセイ「晴耕雨読」2月6日2021.02.06

昨日に引き続き楽天に復帰した田中将大の話題です。

2006年(平成18年)第88回夏の全国高校野球選手権大会決勝で、早稲田実業と駒大苫小牧が対戦し、斎藤佑樹と田中将大が投げ合いました。試合は延長15回で決着がつかず、翌日の再試合は4対3で早稲田実業が勝ち、初優勝を果たしました。その後、田中将大はドラフト1位で楽天へ入団。斎藤佑樹は早稲田大学を経てドラフト1位で日本ハムへ入団しましたが、プロ入りしてからの2人のキャリアは大きな差が付きました。

田中は日米通算177勝81敗、斎藤は15勝26敗。年棒を比較すると、田中は昨年までの7年契約で155億円、年換算で22億円。一方斎藤は1,500万円。なぜここまで差がついたのか・・・。

田中将大の場合、高校を卒業してすぐにプロ入り。当時楽天の監督だった野村克也からは帝王学を教わり、ピッチングコーチだった佐藤義則(元阪急ブレーブス投手)からは、プロとして生きていく基礎を叩き込まれました。一方の斎藤佑樹の場合、東京6大学で活躍しましたが、目先の勝利に拘るあまり、変化球でかわす投球に終始し、基礎体力作りやストレートを磨くということを怠ったように思います。

今年は同じNPBのステージで、15年前の甲子園での熱戦を彷彿させるような投げ合いを期待します。

 

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