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ファーマーカワハラのエッセイ「晴耕雨読」3月11日2021.03.11

2011年の3月11日、東日本大震災が発生しました。あれから10年、30兆円を越える復興予算が投入され、復興まちづくり事業を始めとした土木事業はほぼ完成に近づいています。一方、福島第一原発のメルトダウンに起因する土壌汚染や処理水問題、長期避難者の帰還問題など、中長期的な課題は山積しています。今後は、それぞれの地域で、実態に応じたきめ細かい支援が必要と考えます。

震災後、福島の若いご夫婦が、空き家となっていた私の親戚の家に引っ越して来られました。一時的な避難ではなく、移住という形のようです。畑や田んぼも同時に借りて、家庭菜園なども始められました。まだお子さんが幼稚園児で、福島で子育てするのは子供の健康のことを考えると良くないのではないかと、悩んだ末に移住を決断されたようです。移住先に岡山を選んだのは、気候が温暖で風水害が少なく、地震も少ないからということでした。慣れない環境で何かと大変だと思いますが、移住した先が岡山で良かったと思ってもらえるように、岡山県民の一人として支援していけたらなと思っています。

 

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