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ファーマーカワハラのエッセイ「晴耕雨読」3月24日2021.03.24

桜の歌第2弾、今日は私が一番好きな桜の歌です。

世の中に 絶えて桜のなかりせば 春の心は のどけからまし

古今和歌集に載っている在原業平の歌です。直訳すると「この世の中に桜というものが無かったら、春を過ごす人の心はどんなにのどかであることでしょう」 つまり「桜が咲くまではいつ咲くのだろうと気をもみ、咲いたら咲いたでいつ散るのだろうと気が気でない」と解釈できます。また、桜を恋人に置き換え「あなたと出会ったばかりに私はこんなに胸を焦がさなければならない。こんなに苦しい想いをするのなら、あなたと出会わなければ良かった。あ~でもあなたのことが好き」という解釈もあります。高校時代に古文の先生から教わりました。

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