ブログ

blog

ファーマーカワハラのエッセイ「晴耕雨読」4月23日2022.04.23

体操の全日本選手権が始まりました。男子は東京五輪の金メダリスト橋本大輝が優勝候補筆頭。萱和磨、北園丈瑠が追う展開です。女子では、村上茉愛が引退して混戦となりそうです。今大会で引退を表明している寺本明日香(26)と畠田瞳(21)は、今大会が見納めとなります。寺本の26歳は仕方ないとしても、畠田の21歳での引退はケガが原因とは言え、早すぎる気がします。そこには技の高度化があります。1964年に開催された東京五輪の頃の最高得点基準はCであり、Cの技よりさらに難しい技のことを“ウルトラC”と言っていました。しかし今では、H難度やI難度の技まであり。難易度はどんどん上がっています。このような技を完成させようとすると、当然ケガのリスクを伴い、それが選手生命を短くしている要因のひとつとなっています。健全なアスリート育成のためには、得点基準の見直しが必要と考えます。

 

記事の一覧へ