ブログ

blog

ファーマーカワハラのエッセイ「晴耕雨読」5月25日2022.05.25

今年もホタルの季節がやって来ました。昨夜、風呂上がりに外へ出てみると、ホタルが数匹飛んでいました。青白い光を点滅させながら、糸を引くように飛んでいました。我が家の近くには、ホタルがたくさん生息している場所があって、毎年この時期になると、大勢の見物客が訪れます。以前は屋台が出るなどして、とても賑やかでした。しかし、新型コロナウイルス感染拡大後は、密集を避けるため、ホタル生息域への立ち入りが制限されました。今年は今のところ立ち入り制限がかけられる様子はないので、3年ぶりに県内外から大勢の見物客が訪れるのではないかと思います。

そのホタルですが、一時、農薬散布や水路の改修などの影響で数を減らしていました。しかし近年は、農薬規制や環境保護活動が実を結び、回復傾向にあります。私が子供の頃は、川が光の帯になるほどたくさんのホタルが乱舞しており、竹ぼうきを使って、虫かごが一杯になるほどホタルを獲っていたことを懐かしく思い出します。

手のひらの 窪みにかこふ 草ホタル

移さんとして 光をこぼす

記事の一覧へ