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ファーマーカワハラのエッセイ「晴耕雨読」7月10日2021.07.10

先日、NHK総合テレビで放映された「ためしてガッテン」を見ました。“日常の逆にひそむ驚きの健康パワー”という内容でしした。階段を使って脚力を鍛えようとした時、階段の上りと下りで太ももの筋力の増加率にどの程度の差が生じるか実験をしたところ、のぼりでは14.6%の増加率に対し、下りでは34.0%の増加率でした。上りの方がより筋力アップにつながりそうですが、逆に下りの方が効果的に筋力を鍛えられる結果となりました。ベンチプレスやダンベル、スクワットをする時も同様で、例えばダンベルでは、腕を曲げる時より伸ばす時の方が効果的に筋力を鍛えられます。ただし、腕を伸ばす際には、ゆっくりと行うことが重要となります。

その理由ですが・・・、例えば重いダンベルを持って腕曲げようとする時、脳は「大変だから大きな力を出しなさい」と筋肉に指令を出し、筋肉は筋繊維全部を使います。一方、腕を伸ばす時、脳は「楽だから小さな力で大丈夫」と筋肉に指令を出し、筋肉は少ない数の筋繊維で動かそうとします。その時、重いダンベルを持った腕をゆっくり伸ばすと、働いている筋繊維にはより大きな負荷がかかり筋肉が鍛えられるということのようです。筆者は現在、当館ジムで、その効果を検証中です。

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