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ファーマーカワハラのエッセイ「晴耕雨読」7月31日2021.07.31

前回東京大会(1964年)の柔道無差別級で、オランダの怪人ヘーシンクが日本の神永昭夫を破り優勝しました。当時は、軽量級、中量級、重量級、無差別級の4種目しかなく、無差別級を除く3階級では、日本人が金メダルを獲得しましたが、無差別級では日本柔道がヘーシンクに敗れました。無差別級を制してこそ真の王者と思われていただけに、日本中が失意に沈みました。

当時の無差別級は、現在では男子が100キロ超級、女子が78キロ超級となっています。東京五輪で失ったタイトルは東京五輪でしか取り戻せないと筆者は考えていたので、女子78キロ超級の素根輝(環太平洋大出身)の金メダルは特別嬉しいものでした。57年越しの悲願が叶った気持ちです。男子100キロ超級の原沢久喜は残念な結果に終わりました。圧倒的な体力差を痛感しました。男子100キロ超級の金メダルは次回(第3回)東京大会への宿題となりました。

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