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ファーマーカワハラのエッセイ「晴耕雨読」8月4日2021.08.04

東京五輪の競泳種目が終了しました。筆者が最も注目したのは、アメリカ水泳界の新星ケレブ・ドレセルです。ドレセルは、最終種目の400mメドレーリレーのバタフライを泳ぎ金メダルを獲得するなど、今大会で5冠を達成しました。彼の体型を見ると、首がとても太いことに気が付きます。これは胸鎖乳突筋が発達していることによります。胸鎖乳突筋とは首の横についている筋肉で、胸骨と鎖骨を上方に引き上げる役割を果たします。この筋肉が発達していると、肺にたくさんの酸素を取り込めます。ドレセルは競った場面になると、残り15mを無呼吸で泳ぎます。レース最終盤の最も苦しい場面でこれが出来るのも、胸鎖乳突筋が発達しているからと言われています。水泳に首の筋肉が影響するとは意外ですが、この筋肉を意識することで、我々の日常生活にもプラスとなりそうです。

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